お悩み相談 ~うちの子って・・・~

レッスンの前後、お母さま・お父さまからいろいろなご相談をお受けします。

1歳前の生徒さん、「場所見知り・人見知りで泣いてばかりいて、ご迷惑ですよね・・・」
1~2歳の生徒さん、「集中力がないのか、じっとしててくれなくて申し訳ないです・・・」
3~4歳の生徒さん、「先生が言うことと違うことをしたり、飽きっぽくって・・・ごめんなさい」

ご相談が一番多いのは、「うちの子、おとなしく良い子にレッスンを受けてくれない・・・。こんな子でごめんなさい」というものです。

いいんです!どうぞ謝らないでください!

子どもは泣いて当たり前!おとなしくなくて当たり前!
なんの心配もいりません(*^-^*)

AnNAリトミック教室は、おとなしくない子、大歓迎です!

 

たくさんのお子さんと接していて気づいたこと、分かったこと、教えてもらったこと・・
ご相談いただく度にいろいろお話ししていますが、今回はお話ししている内容をブログでも少しご紹介します☆

 

場所見知り・人見知りさんは、『感受性が強い』んです(*’ー’*)

心のひだが細かくて繊細で、いろいろなものをキャッチしてしまうけど消化しきれない・・そんな気持ちがあふれて泣いてしまうんですね。

でも、そんな子は少し大きくなったり慣れてくると、ビックリするほど吸収が早いです。
もともとキャッチする力が強いので、吸収して消化すればすぐに出来るようになってしまいます!
泣いていたはずなのに何でできるの?と思うかもしれませんが、泣いている子は泣きながらも色んなものをちゃんと見ています。
観察していると、泣き止むか泣き続けるか、周りを見て決めているんですよね。
安心できたり、興味を持てることがあると、泣き止んで活動を楽しめるようになってきます。

だから大丈夫です☆
素晴らしい力と心を持ったお子さんなんですよ!

 

じっとしていない子さんは、『好奇心が強い』んです(^▽^)

目に見えるもの、聞こえるもの、全てがキラキラして見えて、もっと近くで見たい、触りたい、どうなっているのか知りたい、そんな気持ちで、もうじっとなんかしていられない!
そうですよね(^◇^*)

好奇心が強い子は、五感から入ってくる情報が多いんです。
例えば部屋の中に入った時、見えるもの全体を景色として捉えるか、1つ1つのものが見えているかで脳の動き方は全然違います。
好奇心が強い子は、1つ1つのものを情報として捉えます。
だから、1つ1つ見たいし触りたいし知りたい!

そんな子はいつも頭の中で情報を処理しているので、頭の回転が速いですね。
脳が情報として捉えるものが多いのですから、「観察力」が高く「気づく力」に優れているということでもあります。
きっと「そんなとこまで見てたの?」「そんなことに気付いたの?」と驚かされることも多いのではないでしょうか?
大人になった時、その力はものすごい武器になります。
好奇心、どうぞ大切にしてあげてください(^o^)

 

先生の言うことと違うことをしたり飽きっぽい子さんは、『発想力が高く、新しいことに挑戦したくて仕方ない』んです。
教具やドリルを先生が言った通りにやらないのは、もうその子には結果が見えてしまったから。
先生がやってみたことは「なるほどね」と分かってしまって、すぐに違う発想や新しいことを思いついてしまうんです。
こんな風にしたらどうなるだろう?
こう使ったら?こう書いたら?違うことをしたら、きっともっともっと楽しい!
だから色々なことをやりたいし、それをさせて貰えないとガッカリして飽きてしまいます。

欲求の容量が大きいとも云えますね。
飽きっぽい子は大きなカゴを持っていて、それをいっぱいにしたいんです。
しかも一つのものでいっぱいにするのではなく、違う種類のものをたくさん集めていっぱいにしたい。
ステキじゃないですか!いっぱいにしましょう!!
「1つのことにじっくり取り組む」ということは大切ですが、それはもう少し大きくなってからでも大丈夫☆
今はその発想や挑戦を大切にして応援してあげましょう(*^―^*)

 

泣く感受性の高い子、じっとしない好奇心旺盛な子、飽きっぽい発想力豊かな子、どれも素晴らしい個性です!

個性に優劣はありません。

『幸せとは、比べないこと』

人と比べず、ありのままの心を大切にしてあげましょう☆ 

 

 

Ayame