川崎病をご存知ですか?

川崎病という病気をご存知でしょうか?

我が家では息子が10ヵ月の時に罹患し10日間入院しました(><)

川崎病はまだまだ解明されていないことが多い病気ですが、
・熱が続く
・目が充血する
・唇や舌が真っ赤になる
・BCG跡が赤く腫れる(接種から2年以内)
・手が赤く腫れる
・発疹が出る
・首のリンパ節が腫れる

このうち5つが当てはまると川崎病疑いとなります。
川崎病に罹る原因は不明なのですが、全身の血管が炎症を起こす病気で場合によっては心臓冠動脈にコブができる後遺症が起こる可能性があります。
川崎病が疑われた場合には入院して24時間の点滴治療が行われます。

川崎病と確定診断が出るのは点滴治療(免疫グロブリン)の後だそうです。点滴後に症状が快方に向かった=川崎病だった となるそうです。

息子の川崎病の初期症状は発熱で38度台の熱が4~5日続きました。
咳や鼻水といった風邪症状は出ないので、小さいうちは突発性発疹?とか、インフルエンザかな?今だとコロナ?とかなかなか判断がつきにくいようですね。
息子の場合も病院を受診してみても「突発性発疹の発疹なしパターンなかぁ?」と川崎病の「か」の字もなく、解熱剤を貰って帰宅しました。
その翌日に目が充血し始めました。

実は息子が川崎病になる数か月前までは「川崎病」というもの自体まったく知りませんでした。
生徒さんのお母さまから「熱が続いたら川崎病かもしれない」というお話を聞いて、そこで初めて「川崎病」というものを知りネットで色々調べてみたんです。
川崎病で出る症状も調べてあったので「目が充血した!これは、、、」と服を脱がせたらBCG跡が赤くなっていました。
唇も少し赤いような、、、。
と、川崎病疑いが濃厚になったその日は日曜日。ガーン。
かかりつけ医はやっていないし、これはもう#7119へ電話!と電話相談をしました。

#7119で看護師さんとお話しをし「4つしか症状が当てはまりませんが、川崎病の可能性があるので大きな病院の救急へ行くように」と言われました。
息子は生まれた時に心臓に穴があって(心室・心房どちらも中隔欠損症でした。今はキレイにふさがってます♪)大きな病院の診察券を持っていたので、救急に連絡をしてすぐに受診することになりました。

病院に着いてから色々と検査と問診があり、川崎病と断定はできないけれど疑いが強い とのことでそのまま入院となりました。
息子は採血・検尿・検便・エコーなどなど様々な検査をされたようですが、処置室に連れて行かれているので号泣している声が聞こえるだけです、、、。うぅ可哀そう。
そんなこんなで病院についてから入院病棟に入るまでトータル6時間。

入院と決まったらすぐに免疫グロブリン点滴が始まり、点滴を外してしまわないように手はテープとグローブとミトンで巨大化。
手が巨大になって怪獣のようになった息子を抱っこしたり授乳させたりしているうちに夜になっていました。
夜間は付き添い不可の病院だったので、大泣きする息子を置いて12時間ぶりに帰宅しました。


翌朝病院に行ってみると、熱はもう下がっていました!
前述した「点滴で症状が快方する=川崎病だった」ということをお医者さんから教えていただき、「いやぁ、お母さんよく川崎病を疑いましたね!この病気はね、早くに点滴をして血管の炎症をストップさせることが大事なのでね、すごい早期発見ですよ!ホントよく気が付いてくれました!あれ?もしや医療関係者ですか?あ、違うの?じゃあもっとすごいじゃんー!!」と何故かめちゃくちゃ褒めていただきました(^^;)
退院するまでに何度か心臓のエコー検査を受けましたが、川崎病最大の心配ポイント「冠動脈のコブ」もなく、その都度「早くグロブリン点滴できたもんね!」と褒めてもらいました。
「川崎病は早期発見が大事な病気なんだな」と気づき、「もしも川崎病そのものを知らないままだったら、いったいどうなってしまっていたんだろう(ll゚Д゚)」と怯えまくりました。

息子が入院した時期はまだ授乳期だったので、夜間以外はつきっきりで病院のパイプ椅子で過ごした10日間でした。
当時4歳になりたての娘は幼稚園の預かり保育を最大に利用して長時間幼稚園に居てもらいつつ、送迎は夫・私の母や妹フル稼働。家族みーんな、なかなかに大変な体験でした(;ー;)
娘はいまだに「もう二度と弟には入院してもらいたくない(ー^ー)」という程、さみしく我慢した10日間だったようです。

 

川崎病は5歳以上になると罹る可能性がかなり低くなるようです。
女の子よりも男の子の方が罹患率が少し高いという調査結果もあります。
また退院後もアスピリンの内服が必要だったり、定期的に心臓の検診に行かなくてはいけません。
罹る原因が不明なので防ぎようのない病気ですが「川崎病かもしれない」と思われる症状が出たら、病院や#7119へ相談してみてくださいね!
#7119は別の時にもお世話になったのですが、「7119に相談して救急受診を指示されました」と言うと総合病院の救急番号に電話した時とてもスムーズに受付をしてもらえます。
#7119=救急車を呼ぶか迷う時に電話をする というイメージがあるかもしれませんが、救急に行くべきか?という相談先でもあります。
私の場合、いきなり病院に電話するよりも「まずは7119に相談してみよう」と思うことで、少し落ち着ける気もしました!

 

「川崎病」を教えていただいたお母さまには今でも感謝の気持ちでいっぱいです。
生徒さんの保護者の方からは色々と教えていただくことが多く、近所のことからお出かけスポット、このような病気に関することまで本当にたくさんお世話になっています。
ありがとうございます!
私も何かお役に立てることがないか?とブログやAnNAつうしんで発信を試みています(ブログはごくたまーにですが、、、)

今回3年近く前の川崎病体験をブログにしようと思ったのは、7ヵ月の赤ちゃんの頃から通っていただいている生徒さんが川崎病に罹られたとお聞きしたことからです。

私の中で少し遠い記憶になってきている川崎病が、どこかのご家庭で今まさに起きていることで、、、
入院や後遺症の心配と大変な日々を過ごされているかもしれない と思うと胸が痛くなります。
しかも今はコロナで子どもの入院でも付き添いができない病院がほとんどなんですよね(ToT)

もし「川崎病」をご存知ない方のご家庭でお子さんが川崎病になってしまったら、発見が遅れてしまうかもしれない と勝手に危機感を抱いていたりもします。お子さんと接する仕事をさせていただいている身として。

コロナも心配なんですが、川崎病は確実に入院になりますし早期発見で後遺症の心配を減らすことができます。

川崎病、ご存知なかった方は是非一度調べてご家族と共有してくださいませ~~☆

 

 

 

Ayame