芸術の秋☆ ~バレエ鑑賞~

先日、新国立劇場でバレエを観てきました☆

新国立劇場バレエ団は日本で唯一の国立バレエ団です。
日本中のバレエダンサーの精鋭が集まり、世界中から演出・衣装デザイン・舞台装置・照明などの専門家を集めた、いま日本で一番豪華なバレエを楽しませてくれるバレエ団。
それが新国立劇場バレエ団です。

今回の演目は「バレエ・リュス」(ストラヴィンスキー・イブニング)

「バレエ・リュス」とは、20世紀前半に一世を風靡したバレエ団のことだそうです。
バレエ・リュスには作曲家・振付家など多くの芸術家が参加し、さらには画家や文豪も活動に協力したということで、20世紀前半の文化・芸術を集結した舞台を楽しませてくれたそうです。

そんな「バレエ・リュス」のレパートリー作品の中から、今回はロシア出身の作曲家・ストラヴィンスキー作曲の「火の鳥」「アポロ」「結婚」の3作品が上演されました。

「火の鳥」は手塚治虫の作品にもなっているおとぎ話です。
魔王に捕らわれているお姫様に恋をした王子様と、姫を助けようとする王子を手助けする火の鳥。
ロシアの民話をもとにしたストーリーで衣装や装置など、豪華絢爛な作品でした。

「アポロ」は天才振付師・マクミランの振付。
マクミランの振付は派手なテクニックで見せ場を作るのではなく、音との一体感や感情を表現する振付をするので、観ていて本当に美しくて大好きです。

「結婚」は「うわ、ロシア!」というかんじで、音楽・衣装・振付ともにとても斬新でした。
バレエには珍しく音楽に歌がついているので、歌と踊りが一度に楽しめる作品です。

3作品とも「白鳥の湖」などに代表されるいわゆる「古典バレエ」とは違った作品で、古典的なクラシックバレエに親しんでいた私には振付・衣装など全てがとても新鮮でした。

特に驚いたのはダンサーの皆さんの音感の素晴らしさです。
音楽史としては「近代」に入るストラヴィンスキーの作品はリズムや拍子が変則的で「1.2.3.4・・・」とカウントを取ることができません。
メロディーも覚えやすいものではないので、メロディーを口ずさみながら振付を覚える ということもできず、音楽に合わせて踊るのはとても大変だと思います。
ダンサーの皆さんは、いったいどうやってこの難しい音楽をとらえて踊っているのか・・・。
本当に感心・感服してしまいます。

そんなダンサーさん達のトップである「プリンシパル」に、バレエを習っていた時の後輩(?)がいます。
小野絢子さん
抜群のスタイルと、確かなテクニック、豊かな表現力で、いま一番ファンの多いダンサーさんです。

私あやめは絢ちゃんのお姉さんと同い年で、待ち合わせをして教室に一緒に通っていて、なな先生は絢ちゃんと舞台に出演することが多く、姉妹ともに思春期にバレエのレッスンに励んだ思い出があります。
小学生の頃から知っている絢ちゃんが大きな舞台でスポットライトを浴びて踊っている姿を見ると、同じバレエ教室に通っていたものとして、ちょっと鼻高々です。

これからも絢ちゃんを応援しつつ、またバレエ鑑賞に出かけたいと思います♪

 Ayame