【楽器を知ろう!】~ピアノ編~
突然ですが、【楽器を知ろう!】のコーナー始めます♪
記念すべき第1回は「ピアノ」
ピアノの歴史と構造について、ちょっとお勉強してみましょう☆
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ピアノという楽器は、1709年イタリア人のクリストフォリという人が作ったといわれています。
それまでは「チェンバロ」という鍵盤楽器があったのですが、このチェンバロという楽器、音の強弱をつけることがほとんできません・・。
えー、なんでなんで??
はい、ご説明しましょう!
※あ、ここからちょっと先生と生徒の会話っぽく進めていきます(^^)
チェンバロは鍵盤を押すと装置が弦を引っかき、音が出ます。
ハープやギターのように弦を引っかくことで音が出るわけですが、直接指で引っかくのではなく、鍵盤につながった装置が引っかくことになるので、鍵盤を押す強さが弦まで伝わらないんです・・・。
へー、なるほど♪
それに比べピアノは、音の強弱を出すのがとっても得意です!
弦をハンマーで叩いて音を出すので、鍵盤を押す強さがそのままハンマーの強さに伝ります。
鍵盤を強く押せばハンマーが弦を強く叩くので大きな音が出て、反対にやさしく鍵盤を押せば、ハンマーが弦をやさしく叩くので小さな音が出るんですよ。
へぇ~~~。
ちなみにピアノ最初のお名前は
「クラビチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ(音の強弱を出すことの出来るチェンバロ)」
長っ!!
音楽用語で、強く大きい音を「f(フォルテ)」、やさしく小さい音を「p(ピアノ)」と言いますが、ピアノはその両方の音を出せる画期的な楽器だったんです!
いまや音楽の習い事1位のピアノですが、当時は大発明だったんですね。
へぇ~、そうなんだ♪
ここでピアノの基礎知識!
ピアノの鍵盤は全部で88個。
ドレミファソラシの白い鍵盤が52個と、#(シャープ)や♭(フラット)で使う黒い鍵盤が36個です。
では、弦を叩くハンマーの数はいくつでしょうか?
え~?鍵盤の数と同じじゃないの?
そう、ハンマーは鍵盤と同じ88個。
ではでは、弦の本数は何本でしょうか?
えっと、鍵盤もハンマーも88個だから、88本??
ブブー!!正解は・・・・230本!! (※ピアノによって多少前後します)
弦は低い音では1本の太い長い弦ですが、音が高くなるにつれ短くなり、真ん中くらいの音では弦が2本に、もっと高い音になると弦が3本になります。
え?そうなの??
どれどれ、ピアノのお腹をのぞいてみましょうか。
へぇ~~なるほど、弦は全部同じじゃないんだね!
そう!ピアノがあの形なのは、弦の長さと関係があったんです☆
さてさて、そんなピアノには2つの形がありますね。
グランドピアノとアップライトピアノです。
アップライトピアノは19世紀に入ってから作られた、省スペースの縦型ピアノです。
グランドピアノより場所を取らないので、アップライトピアノの方が目にする機会が多いかもしれませんね。
うん、楽器屋さんでもアップライトピアノの方がいっぱい置いてある~。
では、アップライトピアノのお腹の中ものぞいてみましょう♪
お~~~、弦とハンマーがぎっしり!!
そう、アップライトピアノは省スペースのため、弦もハンマーも鍵盤に対して垂直に配置されているんですね。
一般的にグランドピアノより音や性能が劣ると言われるアップライトピアノですが、その大きな理由は重力に逆らった構造になっているからだそうですよ。
ハンマーなどピアノの音を出すための部品たちが、重力に逆らい垂直に並べられているので自然な動きが出来ないんですね。
ふむふむ。お腹をのぞいてみると、なんだか納得。
そうですね☆
今日はたくさんピアノのことを勉強しました!
ピアノを聴くとき、弾くとき、ちょっと思い出してみてくれると嬉しいな♪
☆おしまい☆
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しっかし、こんな複雑な楽器が今から何百年も前からあるとは・・・。
先人達の研究と努力は本当にスゴイ!!
もっとピアノを大切に扱わないといけないなぁ と思いました(^^;)
ピアノの構造は河合楽器さんのページが分かりやすいので、
もっと詳しく知りたい!という方はこちらをご覧くださいね!↓
http://www.kawai.co.jp/piano/academy/king/mechanism.html
【楽器を知ろう】シリーズ、また少しずつご紹介していきますね☆
Ayame